2015年6月27日

青森の大作山はなぜ登山家を惹きつけるのか(迷うのに)

青森の大作山はなぜ登山家を惹きつけるのか(迷うのに)

今日はうしおととらの話をするつもりだったのだけれど
夜遅く飲みに出たら久しぶりに友人の大ちゃんにあったので、
青森県は佐井村にある大作山の話でも書こうと思う。


https://www.toonippo.co.jp/

とはいっても俺は登ったことがない。
例によっていつも頼んでいる登山ガイドさんと
温泉浸かりながらだべってたら教えてくれたのだ。

曰く

raiden

青森の・・・特に下北半島にはヤバい面白い山が2つある。
ひとつは縫道石山。そしてもう一つが大作山だ。

特に大作山なんて知る人ぞ知る
山好き中の山好きが登る山だから
ネット探してもあんまり出てこないと思う。

マニアの間では全国的に人気だよ。

温泉に入っている知らないおっさん一同「ほぉ〜・・・」

いやいや誰だよおっさんたち。
話に入ってくるなよ(゚Д゚)。

とにかくすごいレアな山らしい。



確かにネットで大作山について調べてみても、
あまり情報は得られない。

登った人のレポートは転がっているけれど、
ちょっと本州の端っこにある以外特に特徴があるようには見えない
800メートル弱のそこら辺にある山なのだ。

それなのにどうしてそんなに有名なんだろうとおもったら
やっと答えがわかった。

↓ ↓ ↓

大作山には三角測量で使う基点一等三角点の本点があるのだ。

なのに登山道はないんだ。

要するに全国1000カ所近くある一等三角点所在地の中でも
踏破難易度がベスト10に入る山
でそう簡単には登れないため、
ファン垂涎の山なのだそうだ。

なんかもうマニアック過ぎていろいろついていけない。
登らなくていいだろ。登山道無いんだから。

しかし実際に大作山に登る人は跡を絶たない。
やはり三角点は見る人がみればそれほどの価値があるのだろう。

みんなも遊戯王カードとかビックリマンチョコ集めただろ。
あれと同じなんだよ多分。



と、茶化してはみたけれど、
俺もガイドさんにいろんな歴史や背景を教えてもらいながら
三角点はいくつか見てきた。

その歴史に思いを馳せると・・・
1000000000歩くらい譲って気持ちはわからなくもない。

明治時代、陸軍参謀局長法係の軍人たちは

きっと欧米列強に負けないための国土の拡充と、
近代化の使命を100キロの御影石とともに背負って
無数の道無き道を分け入りながら、数々の頂上付近に数千の三角点を設置していったのだと思う。

時には谷に落ちたろう。
時には迷って衰弱しただろう。
熊に襲われることもあったかもしれないし、
御影石の重さにくじけたこともあるかもしれない。

その使命感と苦労を考えたら本当に頭が下がるし、
三角点を見る度に尊敬の念を禁じ得ないけれど、

まさか彼らも100年後に自分たちの埋めた三角点が
ちょっとエキセントリックな人たちのレジャーの対象になるなんて
思いもしなかっただろうね。

できれば登ったついでに
後世のために登山道も切り開いて欲しかったなんて
口が裂けても言えないとおもった雨の夜。

【結論】
個人的には縫道石山(ぬいどういしやま)には
登ってみたいです。


http://www.rinya.maff.go.jp/tohoku/index.html

ライブラリ0003「大作山」

あおもり110山 大作山

多分いちばんわかりやすい大作山の概要を開設してくれているページ。とはいえやっぱり縫道石山ほどのインパクトは写真からは感じられない。三角点マニアには垂涎の的らしい。